Audax Japan Okayama

オダックス・ジャパン岡山

走行レポート

四国山脈SR600 へ参加いただきましたサイクリストからのレポートです。
走行の参考にしていただければ幸いです。

「SR600四国山脈」チャレンジレポート(2017年4月29日~5月1日)

(4月29日 – 1日目)Start – 250km

西条駅スタート。
駅の券売機は入場時刻がズレている場合があります。
(今回3分間遅れて打刻されていました)…..お気をつけて!!
旧寒風トンネルは工事のため「時間通航制限」。
通行可能時間を確認しておきましょう。
UFOラインは清掃したのか落石少なくてとても走りやすいですが、GWの為か車やや多めでした。
コース上一番高い区間です。防寒対策はしっかりと。
国道33号に出た後、しっかり補給してから美川峰に向かって登り始めましょう。
次の姫鶴平まで何もありません。
姫鶴平、天狗高原で食事出来ますが営業時間短いです。
天気が良ければ昼間は雄大なカルスト台地、夜間は満天の星空が広がります。
次のCP「長沢の滝」までの下りは浮き砂利多め、夜はCPが見つけにくいかもしれません。
196km地点、コースから少しそれますが国道33号沿いにコンビニあります。
「天空のバルコニー」のあたり、路面荒れていました。お気をつけて。
少し先に東屋があります。

(4月30日 – 2日目)250km – 480km

東屋で休憩した後、渓谷を楽しみながら下ります。
途中「アメガエリの滝」を覗いて観てはいかがでしょう。
早明浦湖畔に出てしばらく走ると次のCP「上吉野川橋」です。
通過後の本山町は、休憩所、スーパー、コンビニ(24hでは無い!)あります。ここで後半に備えましょう。
京柱峠、剣山登山口で軽い食事は可能ですが、営業日と時間は要確認です。
剣山からの下りは浮き砂&穴ボコボコです。気を付けて!
「リスの林道」からの下り基調の道は、落石が特に多い区間。パンクに注意して!
430km地点、土々呂の滝で少し足を休めてみては。CP「竜ヶ獄」のあたりは、紅葉の見事な景勝地だとか。
473km地点の松尾川温泉は宿泊可。
481km地点に東屋があります。

(5月1日 – 3日目)480km – Goal

CP「祖谷ふれあい公園」を通過して、大歩危のあたりにコンビニがあります。ゴールまでの分、しっかり補給しましょう。
霧の高原登り途中には水車小屋が。ゆっくりと回る水車は私たちに「無理せずゆっくり登りましょう」とたしなめているかのよう。
CP「翠波高原」に向かう登りも道が荒れています。
「別子ダム」あたりでも道路工事、通過時間制限が…….要確認です。

大永山登り切れば快適な下り。途中の「マイントピア別子」は出入りするクルマ多いので気を付けて!国道11号は路肩狭く走りにくいですが、ゴールまであと少し。安全運転で!

(おわりに)

前半は雄大な眺めが、後半には美しい渓谷美を楽しめるコースです。
SR600だからと、単純に高い屋根を繋いだけではありません。
どこを切り取っても「優しくて厳しい自然豊かな」四国を感じることができます。
もちろん手つかずの美しい景観と引きかえに、道路整備の行き届いていない山道もコース上には存在します。
夜間走行はもちろんのこと、昼間でもトラブル無きよう注意してください。

明るいライト、予備電池は必須です。
またブレーキにも非常に負担のかかるコースですので、悪天候が予想される場合は出発前に新品のシューに交換を、あるいは予備の携行をお勧めします。
私はDoCoMo回線の携帯を使っていますが、コース上の多くの場所で繋がりにくい箇所ありました。
全体的に補給出来る箇所が限られており、自販機を見つける事が出来ない区間もあります。
ボトルの残量には注意してください。
コース上、その周辺には少ないですが宿泊、休憩施設もあります。リタイヤポイントと共に、事前に施設をチェックしておきましょう。
このレポートを書きながらコースを思い出して、「次は紅葉の季節に行ってみようかな」と思っています。
ツーリスト部門ならば明るい時だけ、存分に寄り道楽しみながら….。
ランドヌール部門、ツーリスト部門関わらず、チャレンジされた皆様にとって良い旅となりますように。

S.Tanaka